決済サービスを2つ以上お使いで(StripeとGumroad、StripeとLemon Squeezyなど)、月末や確定申告前にそれぞれの入金額を別々に集計している。返金やチャージバックが混ざった月に、手数料の合計が合わなくて手が止まる。売上の一覧を表計算ソフトに貼り、集計表を毎月組み直している——こうした作業に心当たりがある方に向けた道具です。
先に書いておくと、決済サービスがStripeだけの方には、この製品は必要ありません。 Stripeの管理画面には入金の照合資料が標準で用意されており、追加費用もかかりません。Stripe1社の入金内訳を見るだけなら、そちらのほうが詳しく正確です。この製品が必要なのは、Stripeの資料に出てこないGumroadやLemon Squeezyの入金を、同じ表にまとめたい場面だけです。
Stripe・Gumroad・Lemon Squeezyから書き出した取引の一覧を読み込ませると、入金ごと・通貨ごとにまとめて、「入金額が本当に合っているか」を確かめます。合わないときは、いくら合わないのか、なぜ判定できないのかを状態として表示します。「一致」と表示するのは、差引額の合計が入金額と厳密に一致し、内訳の計算が崩れておらず、通貨や日付、記載金額に矛盾がないときだけです。1円でも合わないものを「合った」とは表示しません。
導入の作業は、パソコンにある程度慣れた方が行うか、社内外の詳しい方にお願いする必要があります。環境が一度整えば、あとは日々の作業の中でそのまま使えます。簡単な画面から操作する方法も用意されていますが、必要な部品が整っていない環境では、代わりの操作方法が案内されて終了します。複数のファイルをまとめて渡すこともできます。
処理が終わると、指定した場所に、Excelでそのまま開ける一覧表が3つ出来上がります。「突合結果」(全入金)、「差異一覧」(一致以外だけ)、「会計用」(入金日・摘要・売上/手数料/入金額)です。会計用の一覧表の計上日は取引日ではなく入金日です。
一覧はどこへも送りません。決済サービスのシステムにも接続せず、パソコンの中だけで処理します。追加のソフトは特に必要ありません。実測では2万件の取引・200件の入金の突き合わせを0.35秒で処理できています。
なお、実在のアカウントから書き出した一覧での検証は行っておらず、検証には各社の書き出し形式に合わせて作った合成データ386件分を使っています。WindowsとmacOSでの動作も未検証です。
各社の書き出し形式は予告なく変わるため、必要な列(入金ID・手数料・差引額)が含まれていない場合はこの製品では読めません。列が足りないときは「どの列が無いか」と「その一覧に実際にあった列」を表示して止まります。とくにLemon Squeezyは、書き出しの種類によっては入金IDや手数料の列が含まれず、その場合は突き合わせできません。
本当の競合はExcelやGoogleスプレッドシートの集計表(ピボットテーブル)です。無料で、入金ごとの合計を出すだけなら数分でできます。違いは4点だけです。
1. 集計表は「売上−手数料=差引額」を検算しません。 合計が記載入金額と一致すれば「合った」と見えますが、内訳が壊れていても気づけません。この製品は全行で検算し、内訳が合わなければ「一致」とは表示しません。
2. 返金と係争(チャージバック)では手数料の向きが逆です。 返金では手数料も戻るサービスがある一方、係争では手数料は戻らず逆にこちらが徴収されます。この製品は検算式が成り立つ側の符号を採用します。
3. 期間を重ねて書き出した2つの一覧を貼ると、重複が静かに二重計上されます。 この製品はファイルをまたいで取引IDの重複を調べ、どのファイルに同じ取引があるかを示して止まります。
4. 1つの入金に2通貨が混ざったとき、たまたま数字がそろうことがあります。 この製品はこの場合、差額を計算せず「通貨混在」とだけ表示します。判定できない場面では判定しません。
なお、表計算ソフトは一覧を開いた時点で先頭が0の取引IDを数値に変えてしまいますが、この製品は全列を文字列として読みます。
銀行口座への入金と突き合わせたい方には向きません。この製品が見るのは一覧の中だけで、「一致」は計算が合っているという意味であり、実際に着金したことの証明ではありません。決済サービスへの直接接続・定期実行・仕訳の自動作成・為替換算・税額判定もしません。請求書との消込がしたい場合は、Vectorで配布されている入金消込系のソフトのほうが目的に合います。
単品買い切り9,800円です。BOOTHで販売しています。ライセンスキーもオンライン認証もありません。展開すればそのまま動き、起動時にサーバーへ問い合わせることもありません。
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